松尾由美(ガラス・パートドヴェール) ペア―
¥7,700
SOLD OUT
作家:松尾由美 (ガラス作家)
Artist情報: 94https://mamica-m.com/artist/640
MY-
サイズ:5.5x高さ7.5 重さ200g
ペア―(洋なし)の形をした、オブジェ。ペーパーウェイトとしてもおつかいいただけます。
全体、葉の柄が折り重なるように表面にほどこされており、実在のペア―とはまた違った架空の植物のようです。コロンとした丸みがある曲線が、鳥などのどうぶつのもつまるっこさのような雰囲気にもみえたりします。光の透ける窓際などに置いて、施されている微妙な色や色の混ざり合い、透ける箇所と透けない箇所、形や曲線の持つ味わいなど、おたのしみください。オブジェは置いておくうちに、ふと、空間の中で存在感が増してきたりする不思議な楽しみもあります。
植物をモチーフにしたオブジェなどをガラス・パードドヴェールで制作する松尾由美さんの作品です。ロウで原型を掘り出してつくり、そこから型をつくります。石膏型をつくったら、
ガラスの粉を詰めて焼成して、石膏型を割って中からガラスを取り出し表面を研磨して完成させます。石膏型を割るため、一個の石膏型につき一個しかつくれません。
複雑でたくさんの工程を経て出来上がってくる制作方法です。使われているガラスの粉も、作家が調合して、たくさんの色の粉を、つくりためておきます。先端の細やかさ、形のうつくしさ、色の重なり具合、発色、色の組み合わせかた。熟練の技術と勘と色に対する感性によって表現されています。肩を割って中からガラスを出す瞬間が一番わくわくするそうです。その時に、先端の細かい部分が壊れてしまわないよう、細心の注意を払って、長い工程を経て、やっと完成しできあがってきます。窓辺に置いて光を透した時、家の中で夜の灯りなどを透したとき、一日の中で変化して、姿を変える、ガラスの色と形の美しさに目が癒されます。